「草」はツイッターや掲示板などのネット上では「笑」や「笑い」「大笑い」「面白い」という意味で使われています。
なぜ草が「笑」なのかというと、ネットでは古くから笑を省略して「w」(waraiの略)が使われており、これを笑いの強弱をつける意味で「wwwwww」のように連続して表記する事が多く、これが植物の草が生い茂っているようなギザギザに見えたため「草」と呼ばれるようになりました。
使い方は「草」だけの単体の他、以下のような表現があります。
- 本当あの人のコントは草
- それは草を生やさざるを得ないな
- あの時の表情は草
- 初めて見たときは草生えた
- そんなん草不可避ですやん
他にも草からの派生で「草原」「大草原」といった使い方もあり、草よりも笑いが大きいことを表しています。
植物の草でなく、こういった意味で使われるになったのは2000年代前半頃に2ちゃんねる(現・5ch)というネット掲示板で、草=笑という意味として使われている書き込みがされていました。
当時はこういった掲示板を使うユーザーはかなりネットに詳しい一部の人のみに限られていたため、ほんの一部のネットユーザーのみが使う用語でしたが、有名なホモビデオ「真夏の夜の淫夢」に関連するスレで使われ始めるようになると、そこから様々な表現が生まれ徐々に広まっていきました。
2016年からはSNSでも頻繁に見かけるようになり、2018年には稀ではありますが雑誌やテレビなどでも見聞きするようになり、ネットだけでなくリアルの世界でも使われる場面も見られます。
さすがにネットをやらない方には通じないですが、ツイッターやFacebookなどのSNSに触れている程度のユーザーであっても認知度は比較的高い言葉といえます。
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