「既視感」とは?使い方や本来の意味と誤用について解説

「概視感」は過去に一度も経験した事が無いのに、なぜか同じ様な体験をしたように感じる事です。
「以前全く同じことを言われたような気がする」とか「なんか見たことがある景色」「この出来事の流れは前にあったような感覚」などのような感覚が該当します。

フランス語・英語の「デジャブ」(デジャヴュ、デジャヴ)と同じ意味ですが、ネットでは2010年代に入ってから、デジャブはそのままの意味で使われていますが、既視感だけ誤用ともいえるような少し違う意味で使われる場面が増えています。

本来は「過去に一度も経験した事が無い」事が前提ですが、誤用として広まっているのは「ネット上の画像や動画を見て、過去に似たようなものを見た記憶があること」で、実際過去にその画像などのコンテンツを見ている(経験している)という違いがあります。

実際の使い方を見てみましょう。

上記は池田エライザさんがツイートしたもので、進撃の巨人の1シーンを見て過去に見ている自分の写真を重ねています。

ネットでも以前からデジャブも既視感も本来の意味で使われていましたが、漢字の綴りが「既に視た感覚」という意味合いにも採れるためか、2010年代中盤あたりから少しずつこのような使い方が増え始めました。

他にも以下のような使い方や表現があります。

  • なんかその画像既視感あると思ったらあの2人だった
  • (画像をアップロードして)既視感の原因はこれだった
  • このノリになんか既視感あると思ったら前にやってたCMそっくりだった
  • 本当それ既視感がスゴい
  • 何だろうこの既視感は

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